ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


シュルレアリスム国際展のマネキン人形 マン・レイ作



シュレンマー



春秋(双幅のうち「春」)



春秋(双幅のうち「秋」)



シューブラク



シュールマン



蕉陰煮茶図



障害児用おもちゃの自動車「バイオカー」“ロロ”と“ソロ”



邵氏観梅図



少女の顔



「肖像画・デッサン・宝石展」サル・デ・ザール



象徴主義



聖徳太子孝養立像



「少年の魔法の角笛」/(『ゲルラッハ・ユーゲントビューヒェライ』第4号)



初夏渡航



書簡 今泉氏宛



食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より


<前 (13/27ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


ぶどうにくりねずみ

葡萄に栗鼠(鏡縁)


作家名:高村光雲
制作年:1887年
技 法:木(花櫚)
明治20年皇居造営の折り化粧の間の鏡縁として制作された。葡萄と栗鼠をモチーフにした大まかな図案は事務局から出されており、光雲は実際に栗鼠を飼い観察をして最終的な図案を決めている。当時の光雲のアトリエは手狭で、この大きな材を入れて作業することができなかったため実家の菩提寺であった浅草の凉源寺に通い制作に当たっている。宮中からの依頼ということで、沐浴をして身と心を清め、吉日を選んで作業に入ったという逸話も残っている。 鏡縁の幅は、上方が下方に比べ1センチほど広くなっており、下から見上げたときに同じ幅になるよう遠近感を意識して制作していたことが分かる。4匹いる栗鼠の目には茶色の玉が嵌め込まれ(左上の1匹は後補の緑色の玉が嵌め込まれている)、仏像の玉眼のような効果をもたらしている。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)


カテゴリー:作品
キーワード検索




けんさくけっか

本文中のリンクをクリックすると、そのキーワードで検索できます。

徳島県立近代美術館2006