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くすのきまさなりどうぞうとうぶ きがた 楠木正成銅像頭部(木型)
明治23年(1890)、別子銅山の所有者・住友家は開坑200年を記念して、楠木正成の銅像を天皇に献納することとし、東京美術学校に制作を依頼した。光雲が制作主任となり頭部を担当し、他に後藤貞行(馬)、山田鬼斎(甲冑など)、石川光明(甲冑など)が参加した。檜材の原型木彫は明治26年に完成、29年に岡崎雪聲による鋳造が完了、33年7月に現・皇居前広場で除幕式が行われた。檜で彫られた原型は光雲在世中から所在不明となっていたことが『光雲懐古談』に記されている。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)
カテゴリー:作品
エッチングとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内で最も代表的なものである。エッチングの語源は「腐蝕」。まず銅板にグラウンド(防触剤)を均一にひき、ニードル等の鉄筆状のもので描画すると、描いた線の部分のみ銅板が露出される。これを酸にひたし、腐蝕時間によって線の深浅(太細)を調整する。そしてグラウンドを除去し、凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げる。エッチングの特徴は、直刻法に比べて描画が容易であり、線の表情も腐蝕の深さによって自由に加減できることである。欧州では13世紀頃から金属細工師が腐蝕を用いて図案の線刻を行なっている。それを応用したエッチング版画の登場は16世紀初頭と考えられており、17世紀にはレンブラントを頂点として数多く制作された。日本では1931年、西田武雄によって専門誌『エッチング』が創刊され、日本の現代銅版画の創成期における、エッチングの研究・普及に大きな役割を果たした。 |
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