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いとおりひめ 糸織姫
糸織姫は七夕伝説の織女の別名。織女は、七夕の七姫とも呼ばれ、このほかに「秋去姫」「朝顔姫」「薫姫」「蜘蛛姫」「梶葉姫」「百子姫」の名前がある。 七夕は、中国の乞巧奠(きこうでん)という、7月7日の夜に織女星をながめ供え物をして技芸の上達を願う古代中国の宮廷行事が、平安時代以降日本に導入されて民間に流布していくうちに、日本で7月7日に行われていた、棚機女(たなばたつめ)という巫女が水辺で神の降臨を待つという民間信仰と結びついた行事と合体して成立したという説が有力といわれている。この作品も、日本の古代神話の神々のような服装をして、手に筆と短冊を持つという両方の話の特徴を備えた姿となっている。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)
カテゴリー:作品
アペルとは?【 作家名 】 1921年オランダに生まれる。2006年没する。1940年から43年にかけて、国立美術アカデミーで学ぶ。1946年にはオランダで初個展を開き、パリのサロン・ド・メにも出品。1948年にはアレシンスキー、コルネイユらと共に、コブラ(参加した画家達の出身地コペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの頭文字をつなげたもの)を結成する。戦後の抽象における表現主義的傾向を代表するこのグループは、個人的幻想を直接に表現しようとした。アペルは、ナイフで絵具をキャンバスに叩きつけたり、ひきずったりして描いた。民族芸術や子供の絵にも興味を示し、色や線というよりは創造行為の熱っぽさを反映した荒々しいイメージを重視した。アンフォルメルや、日本の具体グループ、またアメリカの抽象表現主義との関わりもよく指摘されるところである。1954年にはベネチア・ビエンナーレで奨励賞を受賞、58年にはパリ、ユネスコ本部の壁画も手がける。また世界各地で個展が開かれている。(「なぜか気になる人間像 徳島県立近代美術館所蔵名品展」図録(埼玉県立近代美術館)1992年) |
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