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加藤源之助



カトリーヌ・ドゥヌーヴの肖像



角卓



「悲しい一小節」



金山平三



カニェンバ



金子九平次



鐘のひびき



金光松美



狩野永岳



狩野永悳



狩野養信



狩野興以



狩野芳崖



加納光於



鹿子木孟郎



彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(グリーン・ボックス)



河畔



花瓶



カピエッロ


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かつじんせん

活人箭

作家名:平櫛田中
制作年:1964年(明治41年作の再制作)
技 法:木
明治41年(1908)に開催された日本彫刻会の第1回展に出品された作品の同形作品。第1回展の出品作は現在イタリアにあり、この作品は、天心記念館のために田中が原型をもとに新たに制作して、昭和40年(1965)に寄贈したもの。 この活人箭というテーマは、禾山和尚による臨済録の提唱の中からとったもので、石鞏禅師が、訪ねてくる雲水に対していきなり弓に矢をつがえて胸元に突きつけ、問答をしかけた話に由来する。この作品は、その石鞏が矢を引き絞って問答をしかける緊迫した姿をつくっている。しかし、第1回展への出品作に対する岡倉天心の批評は、「あんな弓の構えでは藁人形も通せまいという手ひどいものであった」と田中は語っている。(「高村光雲とその時代展」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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ノン・フィギュラティフとは?【 美術用語 】

非具象、非形象などと訳す。具象(Figuratif)絵画に対していうもの。1930年代の前衛絵画のうち、一方を代表するシュルレアリスムが具象的形態になったのに対し、もう一方の抽象的傾向が先端的な主張として非具象をかかげ、「アブストラクシヨン=クレアシヨン」に結集した頃から、この語が一般的に通用するようになった。アブストラクシヨン=クレアシヨンは、「抽象・創造」の意味で、1932年にパリで結成された非具象主義のグループで、その名称のとおり、いわゆる「創造的」な抽象を鼓舞することを狙いとした団体である。「創造的抽象」とは、非具象の、一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象作品を意味している。団体活動としては、グループ展組織と、「抽象・創造−非具象芸術」という図版入りの年報を発行した。作家としては、ペウズナー、ガボカンディンスキーモンドリアンドローネーなどで、岡本太郎も参加した。厳密な非具象の追求において、国際的な拡がりにおいて重要な意味をもつ運動である。

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ノン・フィギュラティフ

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徳島県立近代美術館2006