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アッベマ



吾妻兼治郎



アデイェミ



アデイェミ



アトランタ1945+50



アトランタ1945+50



アトリエ前の庭



アドゴ



アドラー



アナツイ



アナパ



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アフォラビ



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アブウー



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 作家(1701)

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いとう しょうは

伊藤小坡

1877年三重県に生まれる。本名佐登。18歳のころ伊勢の磯部百鱗に学ぶ。1898年(明治31)ころ京都に出て初め森川曾文に手ほどきを受けるが、1902年曾文が没した後、谷口香■の門下となり小坡の号を受ける。1908年香■門下の伊藤鷺城と結婚する。1915年(大正4)第9回文展に〈制作の前〉が初入選するとともに3等賞を受賞し注目される。以後文展に出品を続けるが、大正8年京都の反官展団体日本自由画壇の結成に参加。翌年同画壇を退壇し帝展に復帰、以後官展に出品した。1922年パリで開催された日仏交換美術展に出品した〈琵琶記〉がフランス政府買上げとなる。大正時代は女性を主に日常生活の一コマをよく描いたが、昭和に入ると平安時代などの歴史に登場するような女性像を多く描いている。1931年(昭和6)第12回帝展に出品した〈春日局〉が無鑑査となる。1914年から竹内栖鳳の竹杖会に入り、上村松園と共に同会の代表的な女流作家として高い評価を得る。(「大正の新しき波 日本画1910−20年代」図録 1991年)


カテゴリー:作家
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野獣派とは?【 美術用語 】

野獣派。20世紀初頭のフランスの絵画運動で、絵画における純粋な色彩の高揚を目指した。理論的な運動というよりは交友関係の中から自然発生的に生まれ、代表的な画家としてはマティスルオードランヴラマンクデュフィ、ヴァン・ドンゲンなどがあげられる。1905年、この画家たちがサロン・ドートンヌの一室を強い原色と奔放な筆触の作品で飾ったのを批評家ルイ・ヴォークセルが『ジル・ブラス』紙上に「野獣(フォーヴ)の檻」と揶揄したのが名称の起りとされる。この画家たちはアカデミーの公式芸術と当時まだ行なわれていた印象主義に反発し、主観的な感覚を表現するために自然の秩序をこえて自由に色彩を用い、色彩のオーケストレーション(交響)によって色彩を統一しようとした。フォーヴィズムはファン・ゴッホの流れをくむ表現主義的傾向と、ゴーガンにつながる造型的、装飾的意図を内在する。1908年から09年頃自然に解消した。

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  美しい自転車乗り

  石膏のトルソと花

  動物詩集、あるいはオルフェウスの行列

  フォーヴィズム

  みなみの風の日(風紋)


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徳島県立近代美術館2006