ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


アイ・キャンディ



アイアマン



靉嘔



愛するアウグスティン



愛の虹:ニューメキシコの山の牧場



靉光



アウト



アウトサイダー・アート



アウドゥ



アウヒェンターラー



アヴィアド



アヴェド



アヴェドン



青騎士



青白い山椒魚



蒼空のある自画像



青柳



赤いシャツの3人



赤い少女



赤い服のセザンヌ婦人


<前 (1/30ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


LIVRE OBJET

LIVRE-OBJET

作家名:若林奮
制作年:1971年刊
技 法:鉛、鉄、本(吉増剛造詩集『頭脳の塔』)
吉増剛造著。吉増剛造著『頭脳の塔』1971年刊 青地社が収められている。若林奮が作った鉄製の箱。箱の蓋はネジで止められており、蓋の裏側にもさらにもう一つの蓋があって、それもネジで止められている。その中に吉増剛造の詩集が収められている。詩集を読んでみたい。箱の内部を見てみたい。ネジは開けようと思えば、手で開けることは可能だ。だがこの剛毅な箱の前で立ち止まってほしい。鉄の箱を見る。中にあるはずの詩に思いを馳せ、内部構造を思い巡らす。まだ見ぬ詩の音が聞こえるだろうか。言葉の姿が見えてくるだろうか。力のこもった詩の言葉の住処として、この鉄の箱はふさわしい。そうして始めて、この箱を開けることができるだろう。この作品にはヴァリエーションが多く、IからVまであって各七点ずつ、計三五点(他に非売品三点)作られている。これはIIのうちの1点。また、数々の試作品や、完成後にさらに制作した試作もある。内部構造は一点ごとに少しずつ異なっている。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

ビエンナーレとは?【 美術用語 】

2年ごとに開かれる展覧会のことをいう。「2年ごと」という意味のイタリア語、ビエンナーレ(BIENNALE)が転じて、展覧会自体のことを指すようになった。最も古くからあるものとしては、1895年創設のベネチア・ビエンナーレがある。戦後になって1951年のサンパウロ・ビエンナーレをはじめ、東京、パリ青年、リュブリアナ等多くの国際的ビエンナーレが創設されたが、いずれもベネチアをモデルとしているといえよう。コミッショナーによる推薦制をとるところが多く、また、国際的規模で開催されるものが有名であるが、日本においてこの用語は、推薦制であれ公募制であれ、また国際的であれ国内に限られるものであれ、2年ごとに行なわれるコンクール形式の展覧会を広く指し示すものとして使われている。対象は、美術一般とされる場合もあれば、版画やデザインなど特定のジャンルに限られる場合もある。ちなみに、一年ごとのものはアニュアル、3年ごとのものはトリエンナーレと呼ばれている。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

ビエンナーレ

キーワードを含む記事
196件見つかりました。

  靉嘔

  赤い闇6

  麻田浩

  東谷武美

  吾妻兼治郎

  エル・アナツイ

  マグダレーナ・アバカノヴィッチ

  阿部展也

  カレル・アペル

  荒川修作

  ある種の関係

  ジャン・アルプ

  安斎重男

  ホルスト・アンテス

  あんま 愛欲を支える劇場の話

  ケネス・アーミテジ

  池田満寿夫

  石原友明

  泉茂

  井田照一


<前   次>

徳島県立近代美術館2006