ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


「3人のシュルレアリスト ルネ・マグリット マン・レイ イヴ・タンギー」展



3本の糸のエッチング



301-B



302-B



303-W



304-B



312-B



321-B



323-B



333-B



6人掛け手押し車



<メタモルフォーズ> 三人の男の頭



「A. コーピッシュ精選詩集」/(『ゲルラッハ・ユーゲントビューヒェライ』第13号)



「A. ハーゼ家(プラハ1、アナホーフ)」記念刊行物



Abeceda



ECHO 1-100



ET 62



ID



Iron Book A. 旋回する熱-右手



Iron Book B. 塩の線


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りべーるりべーる まるちぷる

リベール リベール(マルチプル)

作家名:山口勝弘
制作年:1975-2001年
技 法:鏡、シルクスクリーン フィルム、写真(8点)、テキスト(印画紙焼き付け)
安斎重男写真。鏡の箱。薄い透明のフィルムカバーには、LIBER LIBERの文字。ラテン語で「本」と「自由」の意。鏡は時々刻々変化するまわりの全てのものを映し出す。そこには言葉も挿絵もページすらない。文字から映像へ、操作し整理された情報から、生の情報ソースとしてのデータ・ベースへ。そんなメディアのあり方の変化を山口は一九七五年の時点ですでに先取りしていた。これには、山口がこの箱を持って街を歩いたパフォーマンスを安斎重男が撮影した写真もセットになっている。鏡には様々なものが映り込む。そこに映っている人や情景は、自らが本の登場人物となっていることを知らない。もし。単に映るだけではなく、それが知らぬ間にイメージとして記録され、仮想現実として再生され続けるとしたら。山口は、一九九一年にボルヘスの友人でアルゼンチンの作家アドルフォ・ビオイ=カサーレスの『モレルの発明』をモチーフにした作品を制作した。小説は、三次元の仮想現実として延々と存在し続けている一つの島にたどり着いたある男の話である。そこに存在する誰もが、生身のこの男とは別の現実の中にコピーされている。山口の〈モレルの発明〉では絵巻物のように映像が流れていく。観客はいつかそこに自分の姿が取り込まれていることを知る。映像に定着されて現実は死に絶え、同時にそれは無限に存在し続ける。山口の思考は、メディアとしての本のあり方から脱して、情報や伝達の可能性と不可能性、その行く末に向かっている。出品したのは、二〇〇一年に制作されたマルチプル作品。LIBER LIBERの文字は反対側の面にある。安斎の写真も鏡のサイズに縮小され、一部異なった写真に入れ替わっている。山口の言葉にはフランス語訳が添えられた。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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青騎士とは?【 美術用語 】

1911年ドイツで革新的な目的を持つ芸術家たちがつくった緩やかな組織のグループにつけられた名称。グループの起こりは、1911年、カンディンスキーが、「新芸術家協会」の第3回展に出品を拒否されたことから、フランツ・マルクらと、ミュンヘンのタンホイザー画廊で対抗展を組織し、参加したグループを彼の小作品「青い騎士」にちなんで「青騎士(ブラウエ・ライター)」と命名した。参加者にはマッケクレーなどがいた。第2回展は1912年にミュンヘンで、版画を中心に開かれたがこれにはブリュッケのメンバーも参加し、また国際美術展の先駆ともいうべき性格のものであった。1914年の第一次大戦の勃発による解散した。グループには統合するような様式、教義はみられないが、内面的意欲が多様に形づくる形態の差異を示すことが共通の精神的基盤といえる。また、グループは同名の機関紙を発行したが、ここではヨーロッパの前衛芸術家の作品の他に、民芸品や児童画などの作品も評価し、現代的芸術観の礎石となった。

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けんさくけっか

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  青騎士

  ヴァシリー・カンディンスキー

  パウル・クレー

  雑誌「青騎士」

  デア・シュトゥルム

  版画集〈響き〉1.赤色の前の二人の騎手

  表現主義

  ブリュッケ


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徳島県立近代美術館2006