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赤い少女



赤い服のセザンヌ婦人



赤い枕で眠る女



赤い闇6



赤城泰舒



アカシア



赤土山



アカデミー



赤紫の花瓶



〈赤を見ることができない〉



亞艦来浦図











秋岡美帆



秋草小禽図



秋草花図



秋野不矩



秋の木葉



秋山祐徳太子



諦め


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TARUPHON

TARUPHON

作家名:藤本由紀夫
制作年:1988年
技 法:ミクストメディア
藤本由紀夫は、音、聴覚を中心に、視覚や臭覚など、我々の五感に訴えかけるアーティストである。その作品は、自らが命名した「サウンドオブジェ」と呼ばれている。音を使った作品を指すのには、「サウンドスカルプチャー」(音響彫刻)という用語もあるが、藤本の場合、デュシャンに代表されるレディメイド・オブジェのように既製品を借用することが多く、オブジェという言葉が用いられている。〈TARUPHON〉は、木製ケースをあけると穴が一つ空いており、棒が一本ついている。その棒を穴に入れると、突然「コンタッククーペ、コンタッククーペ、ブルルルルルルルウン」という叫び声と「ハハハハ」という若い女の笑い声が聞こえる。怪しい叫びは稲垣足穂、女の声は瀬戸内晴美(寂聴)。一九七〇年に行われた二人の対談時の音声である。宇宙論を展開し、少年愛を、飛行機への愛着を、未来派を語る稲垣足穂の世界をのぞき込む穴。彼の『人間人形時代』(松岡正剛編、杉浦康平デザイン 一九七五年初版 工作舎)にうがたれた穴を思わせる暗部。その凹部に凸部の棒を差し込むという一種エロティックな行為によって飛び出す音声。足穂が自分の名をTARUPHOと綴っていたことにヒントを得て、最後にNを加えてTARU+PHON、すなわち「足穂の蓄音機」と命名された。藤本の作品は、本や書物をメディアの象徴として捉えている。今回出品する三点は、いずれも書物/メディアの聴覚的な側面に焦点を当てた作品である。音を伴う様々な読書体験を提示するこれらの作品は、黙読に慣れ、視覚とせいぜい触覚によって読書を体験してきた近代以降の我々の五感を大いに刺激する。(「本と美術−20世紀の挿絵本からアーティスツ・ブックスまで」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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ルフとは?【 作家名 】

1958年ドイツに生まれる(ハーメルスバッハ)。1981年までデュッセルドルフ美術大学のベッヒャーの下で学ぶ。1981年のガレリー・リュディガー・ショトレ(ミュンヘン)での個展を皮切りに、数多くの個展、グループ展に出品する。1991年にはベルリンのマルティン・グロピウス・バウにおける「メトロポリス」展に出品、翌92年にはカッセル(ドイツ)の「ドクメンタ9」に出品する。美術大学在学中から、ルフは一貫して写真というメディアを通して表現に取り組んできた。その中でもとりわけ、ルフの名を高めたのは巨大な肖像のシリーズであろう。身近な知人、友人、後輩たちをモデルに、個人の人柄や個性を表現しようとするでもなく、カメラの目を通して実に淡々とあるがままの人を画面にとらえ、私たちが通常、想像する以上にそれらを拡大する。そこに生まれる作品としての新たな意味を付加しつつ、観る者に提示するのである。現在、デュッセルドルフ(ドイツ)在住。

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