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ようねんじだいのべりーこうとぷろう゛ぁんすはくのしょうぞう

幼年時代のベリー公とプロヴァンス伯の肖像

ドルーエは、代々多くの画家を輩出している ドルーエ家の出身で、パリに生まれた。ルイ15世の時代に ナティエ等と並ぶ肖像画家として人気を博し、最後には アカデミーの最高位に就いた。この作品では、ルイ15世の孫の二人が描かれており、向かって右側が兄で、後のルイ16世となるベリー公、左側が弟で、後のルイ18世となるプロヴァンス伯である。幼いながらも豪華な衣装を身につけた子供たちを、高貴さや権威を持たせて描いているところに、貴族の御用画家としての ドルーエの特質がよく表れている。
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