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いわにつながれたあんじぇりか 岩につながれたアンジェリカ
アングルは、19世紀のフランスに起こった古代への回帰の風潮に対応する新古典主義を代表する画家。アカデミズムの枠を逸脱することなく、伝統的な主題を取り上げ、正確な線による理知的な画面を制作した。この作品は、イタリアの詩人アリオストの叙事詩「怒れるオルランド」のなかで、「涙の島」につながれたアンジェリカを、英雄ロジェが半分は馬、半分はワシのヒッポグリフという生き物に乗って救いに来る場面が描かれている。同一の主題で複数の作品があり、サンパウロ美術館蔵のものには、ロジェは描かれていない。官能的な裸体の曲線や膨らんだのどなどに、アングル自身の美意識が表れている。
カテゴリー:作品
レジェとは?【 作家名 】 1881年フランスに生まれる。1955年没する。1897年から98年にかけてフランスのカンで建築を学び、1900年から02年まで建築の製図工としてパリで働く。1903年から装飾美術学校とアカデミー・ジュリアンで学び、エコール・デ・ボザールにも出入りする。印象派、セザンヌとその興味の対象を変えながら、1910年からはキュビスムや未来派に刺激される。キュビスムのグループに加わり、1913年にはアメリカで行われたアーモリー・ショウに作品が展示される。第一次世界大戦中1914年から17年、従軍。そのときに見た、日光の下でまぶしく光る銃や剥き出しになった金属が放つ魔法のような輝きに強い印象を受ける。この視覚的な体験を基に、除隊後はそのような機械のイメージを作品に取り入れるようになる。また1920年代には人体にも興味をひかれ、機械と人体をモチーフにして制作。これは抽象につながる近代的な表現であったが、その源はフランスの古典主義におけるバランスのとれた構成にあると言われる。1924年には映画にも取り組み〈バレエ・メカニック〉を発表する。1940年から45年にかけてアメリカに亡命し、戦後パリに戻った。(「亡命者の奇跡 アメリカに渡った芸術家たち」図録 1993年) |
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