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うしをうるひと 牛を売る人
シャガールは、ロシアに生まれパリで活躍した。エコール・ド・パリの一人にも数えられる。ロシア革命の時にはロシアに戻り美術行政に携わるが、再びパリに戻り、第二次大戦中はユダヤ人であったためにヨーロッパを追われアメリカに亡命する。花、天使、結婚、サーカス、動物や恋人たちなどをモチーフに、幻想的で親しみやすい作風で知られる。この作品は、ロシアから再びパリに戻る頃に描かれたもので、月明かりに照らされた濃い青の空が牛を乗せた荷車や人々を包み込み、静かで穏やかな世界を生み出している。
カテゴリー:作品
古典主義とは?【 美術用語 】 語源は、古代ローマ市民の最高階級を意味するクラッシクス(classicus)。美術、文学、音楽、建築など広い分野にわたって使われ、明晰な秩序に基づく完成された表現を目指す様式傾向や芸術理念を意味する。17世紀フランスで芸術理論として高められ、現在では一般的な様式概念としても、歴史上のある特定の時期を示す概念としても用いられる。様式概念としての考え方としては、バロックに対立する表現様式として見る立場と、アルカイスム−古典主義−バロックと展開する様式発展の一つと考える立場があるが、いづれもアルカイスムの素朴で生硬な表現やバロックの激しくダイナミックな表現に対して、合理的秩序に基づく統一性、安定した構築性、調和のとれた静かな表現等を古典主義の特質として挙げている。代表的な時代としては、紀元前5世紀のギリシア、ルネサンス、17世紀、18世紀末から19世紀初頭にかけてのフランスがある。様式概念として広く捉えた時、日本美術などの西欧美術以外の芸術に古典主義の時代を見い出したり、ピカソの「古典主義時代」など個人の様式に適用することがある。 |
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