ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち



版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4


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●もくじのさくいん

    

    

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 作家(1701)

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よるのふくろう

夜のふくろう


作家名:チャールズ・カーライル・コールマン
制作年:1879年
技 法:油彩
主に肖像画や風景画で知られるコールマンだが、静物画や花鳥画も少数ではあるが逸品を残している。1870年代から彼はイタリアのカプリ島で制作をしながら、作品発表を主にアメリカとイギリスで行っていたが、その頃に欧米に広まっていたジャポニスムの影響を間接的に受けたと考えられる。特にイギリスで活躍をしていたアメリカ人画家マクニールホイッスラーとは交友もあったと思われ、彼が頻繁に用いた縦長の画面形式や地味な中間色の色彩、そして漢字や和風の意匠を施した金の額縁はコールマンのこの作品に共通している。コールマンの額の四隅には、徳川家の葵の紋が用いられているが、それはホイッスラーの額と同様、家紋としての意味はなく、純粋な装飾意匠として採用されている。ふくろうの背後の満月の金が見事に額の金と調和し、全体として金屏風のような効果を作り上げている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006