ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


連山春色図



レンツ



レントゲン室



レーヴラザール



レーガンと郭(A)



レーニ



レーバーン



レーフ



レームブルック



ロイテン



ロイ・フラーのためのポスター



老猿〔重要文化財〕



樓閣山水之図



老子



老子出関図



老女−「フランスの女性」より



労働者



ロガノー



ロココ



ロシュ


<前 (180/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


わかいふじんのしょうぞう

若い婦人の肖像

作家名:ジャン=バティスト・グルーズ
制作年:18世紀後半
技 法:油彩 キャンバス
右を向いた四分の三正面の若い婦人の胸像である。楕円形の円窓の画面が女性らしい優しさを強調する形となっている。モデルは淡いピンクのパステル・トーンの服に身を包み、透明の紗のストライプ模様のサテンのスカーフを胸もとで結んでいる。紫と黄色の花のコサージュが見る者の目をひく。仄かにロココ調の香りを残すものの、この無名の市井の婦人を平明に描いた肖像画は、グルーズの様式に属するもので、18世紀後半の彼の工房の作と考えられている。グルーズは、ブルジョワジーの生活観と価値観のもとに、その風俗を感傷的な人物像に託して描いた画家で、絵の中に道徳的で教育的なメッセージや教訓をとり入れた風俗画を得意とした。このテーマ性は、啓蒙思想家ディドロに好感をもって迎えられ、彼によって「描かれた道徳」と讃美された。発想や様式は、18世紀前半のロココ絵画を平俗化したものであったが、道徳的色彩の薄い少女の肖像画などには、優れて絵画的な要素を見い出すことができる。しかし、大衆の趣向に迎合しようとした作風から、新古典主義へと移ってゆく趣味の変化とともに、その作品は時代遅れとなり、フランス革命後は長らく忘れ去られた存在であった。(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

素描とは?【 美術用語 】

紙などの表面に、人物・風景などを、単色の線で描き出したもの。陰影や色彩がつけられる場合もあるが、主体は線描である。用具としては、チョーク、クレヨン、木炭、メタル・ポイント・ペン・鉛筆などがある。制作の目的ないし動機により、クロッキー,スケッチ、エスキース,下絵、エボーシュ、カルトン,エテュードなどの名称で呼ばれるが、いずれにせよ本来絵画や図案を描くといった創作のための予備的、準備的段階の産物であり、ギリシア・ローマの時代から言い続けられてきたように、建築、彫刻、絵画をはじめ工芸類を含むあらゆる造形の基礎となるものである。造形教育の手段としてもその効用は認められている。しかし、近代ではその特有の芸術的価値が認識され、素描自体を目的とする作品が現われて、独立した絵画の一分野としてみなされるようになっている。20世紀のものでは、瀟洒さと的確さで知られるマチスや、ゆるぎない形と創意に満ちたピカソのものが有名である。なお、素描ドローイングなどにはニュアンスの相違があるが、普通はフランス語のデッサンとほぼ同義に用いられている。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

素描

キーワードを含む記事
53件見つかりました。

  子供と伯母

  編物をする羊飼いの女(羊飼いの女、大)

  伊藤柏台

  〈インフェルノ〉

  エスタンプ

  オランのアラブ人

  エミール・オルリク



  カリカチュア

  H.A.カルナラトネ

  黄色の窓のある街のコンポジション

  カール・クレネク

  クロッキー

  里見宗次

  カルルハインツ・シェーファー

  アルフレッド・シューブラク

  アルベルト・ジャコメッティ

  ジャン=ピエール・マリー・ジャゼ

  ジョルジュ・ド・フール(ジョゼフ・ヴァン・スリュイテール)

  テオフィル・アレクサンドル・スタンラン


<前   次>

徳島県立近代美術館2006