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版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉2. バルトロマイ 波流戸呂舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉3. アルバヨの子ヤコブ 或婆夜の子 屋仔舞の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉4. ヨハネ 世跳の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉5. ペテロ 遍天呂の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉6. アンデレ 案出禮の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉7. トマス 登増の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉8. マタイ 馬鯛の柵



版画集〈耶蘇十二使徒板画柵(不来方頌、大恩世主十二使徒板画鏡柵)〉9. マフテヤ 摩手也の柵



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉4. 夢想



版画集〈11人のポップ・アーチストII〉11. タバコ・ローズ



版画集〈壁〉パラシュートのある壁(表紙)



版画集〈壁〉壁と人間 扉



版画集〈壁〉1. 絵解きの壁



版画集〈壁〉2. 鳥のいる壁



版画集〈壁〉3. 壁のなかで動けなくなった人間



版画集〈壁〉4. 壁のあいだを通り抜けている



版画集〈壁〉5. 壁の前のダンス



版画集〈壁〉6. 口ひげを生やした人のいる壁



版画集〈壁〉7. 人間と壁



版画集〈壁〉8. 壁の前で用を足す人たち


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 作家(1701)

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おらんのあらぶじん

オランのアラブ人

作家名:ウジェーヌ・ドラクロワ
制作年:1834年
技 法:油彩 キャンバス
1835年のサロン出品作。ドラクロワが1832年の前半にモロッコとアルジェリアを訪れた北アフリカ旅行は、彼の芸術形成にとって貴重な体験であった。彼が目にした風景、人物、色彩などの異国のイメージの集積は、その後の作品におけるさまざまな素材となって再創造されることになる。リー・ジョンソンはカタログ・レゾネの中で、本作の構図はこの旅行中に描いた画帖のスケッチから採られたものと、次のように指摘している。「この構図はおそらく、ドラクロワが北アフリカのオランの城壁の外側で描いた淡彩(ウォッシュ)から得ていると思われる。ドラクロワは、タンジュールからアルジェへ船で向かう途中、1832年6月20日にそこへ立ち寄った。アラブ人のポーズや衣服、斜面の上に座る彼等の位置は、二つの作品(淡彩とこの油彩画)において同一であるが、右側のアラブ人は淡彩の中の人物よりずっと若く描かれ、傍らの持ち物にもわずかな差異が見られる。そして淡彩に描かれている背景の城壁が、本作では省略されている。」(『ウジェーヌ・ドラクロワの絵画』第3巻、作品番号357)ドラクロワはモロッコ北端の都市タンジュールから地中海を東へと航行し、アルジェリアの海岸線をオラン、アルジェと寄港し、その土地の風俗を描いたのであろう。アルジェリアは、1830年から1962年の独立までの132年間にわたりフランスの植民地であったが、当時フランス領となったばかりの新大陸の人々と風景は、ドラクロワの想像力と創作意欲を大いに刺激したに違いない。オランはアルジェに次いで大きな港町で、丘の上の旧市街に立つカスバ(城砦)やモスク、聖者の墓廟など、異国情緒に富んでいる。本作と同一構図の鉛筆による習作がウィーンのアルベルティーナ版画素描館にある。この構図をもとにして作られたエッチングの版画(左右逆の絵柄)も知られている。(A.ロボー『ウジェーヌ・ドラクロワの全作品』作品番号462)(「近世フランスの絵画と版画−東京富士美術館コレクションによる」図録 2002年)


カテゴリー:作品
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ロココとは?【 美術用語 】

18世紀にヨーロッパで流行した装飾様式。バロック様式に続き、新古典主義に先立つ様式で、広く当時の建築、彫刻、絵画、工芸など美術全体にわたる様式。バロックロココとは、直線を嫌い、ゆがんだ、凝った装飾を好む点では共通しているが、バロックの力強さに比べて、ロココはむしろ優美で軽快であり、S字形の曲線、非相称の装飾、シノワズリ(中国趣味)を中心とした異国趣味が目立っている。社会背景としては、バロック時代の壮麗な宮殿に対する、新時代の社交場である優雅なサロンの勃興、有力な宮延の婦人たちの趣味の影響などがあった。例えば、暗く重いビロードに代って明るい色の絹織物や錦が流行したのも婦人たちの好みによるものであった。絵画ではヴァトー、ブーシェフラゴナールなど、彫刻ではファルコネ、ピガル、建築では、フランスにおけるガブリエルの装飾したヴェルサイユ宮の諸室、ボフランの建てたオテル・ド・スービーズなど、ドイツ・オーストリアではキュヴィイエがバイエルンの宮延にこの様式をもたらすなどした。

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