ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


コラーニ



コリント



コリーヌ[フランソワ・ジェラールの原画による]



コルヴィッツ



コルセット「フェレット」



コルトー通り、モンマルトル



コルビュジェ



「コロマン・モーザー/ディータ・マウトナー・マルクホーフ結婚通知」



コロー



コワペル



こわれた甕[ジャン=バティスト・グルーズの原画による]



コンケの教会、ブルターニュ



「コンコーディア舞踏会」



混合技法



コンスタブル



Consequence 3



コンセプチュアル・アート



コンセール・ウロペアン−乗ってみない?



コンゼミュラー



近藤浩一路


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●もくじのさくいん

    

    

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こるとーどおり もんまるとる

コルトー通り、モンマルトル


作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1909年
技 法:油彩 厚紙
ここはコルトー通り12番地で、シュザンヌ・ヴァラドンがポール・ムジスと住もうとやってきた所である。1911年にムジスと離婚したあと、ヴァラドンは同じ建物の中にあった“屋根裏部屋”と名づけられたエミール・ベルナールのアトリエを独りで使っている。そのアトリエは現在モンマルトル美術館にある。 この作品では、白く大きな塀に挟まれた人のいない通りが描かれており、塀をうまく配置できるように、向こうの建物に続く道を広めにしている。きれいな白とよごれた白が、分厚いざらついた塀にべったりと塗られている。ほかの壁はサーモン・ピンクや黄色、灰色、緑といった色のマチエールで塗り込められ、歌を奏でているが、そこでもさまざまな白が雄弁に振る舞っている。暗い赤は、傷んだ漆喰壁のしみを隠している。この絵の通りには、道路工事をしたり壁を修理する必要がある。そしてここは、ユトリロの人生に栄光と卑屈、喜びと苦しみをもたらすことになる道なのである。(K.S.)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006