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林武



林正明



速水御舟



速水史朗



原勝郎



原菊太郎



原健



原丹橋



原鵬雲







ハルス



ハルトフ



春日蜿々(白梅)



ハロルドジェニングス



版画集『大鴉』『大鴉』表紙



版画集『大鴉』胸像の上の大鴉−「パラスの像へと降り立った……」



版画集『大鴉』飛翔する大鴉:書票



版画集『大鴉』窓辺にて−「ここに私は鎧戸を開け放った……」



版画集『大鴉』椅子−「床の上に漂いつつ横たわるその影……」



版画集『大鴉』ランプの下で−「嘗て物寂しい真夜中に……」


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 作家(1701)

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さんせう゛らんきょうかい ぱり

サン・セヴラン教会、パリ


作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1910年頃
技 法:油彩 厚紙
ユトリロは教会の絵を描くことで、そこの聖歌隊員となった。彼は糊や珪石、漆喰、セメントなどを使ってマチエールを創っている。光り輝く色彩は、イエロー・オーカーやクローム・イエロー、ラック・ド・ガランス(茜色)にジンク・ホワイトとウルトラマリンによって生み出され、それらを緻密に混ぜ合わせることで、画面が堅固なものになっている。ユトリロは、壮大な建物を輝かせる光の中に清澄な瞬間を見いだしたいと、いつも思っていたようである。だからこそ石の向こう側に隠された秘密が、キャンヴァスの上に出現するのであろう。ユトリロはこんなふうにして、自らの存在の意味を絵を描くことによって発見した。(K.S.)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006