ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


花に包まれた女の頭部



花の帯



はなび線香



花見うらゝか



「花嫁の花冠」



花をもつ婦人



花を持てる聖者



葉の装飾模様の中の鳥



母親の叱責[エティエンヌ・オブリーの原画による]



幅広の背負い紐



ハプニング



濱晶雲



濱田観



浜田知明



ハミルトン



林雲谿



林鼓浪



林重義



林倭衛



林司馬


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 作家(1701)

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さんとぅあんのぱりどおり

サン=トゥアンのパリ通り


作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1913年頃
技 法:油彩 キャンバス
ユトリロの風景画に初めて人物が姿を現すのはこのころである。その人物はほとんどいつも後ろ向きのおじさん・おばさんで、かなり大まかに描かれており、ときに幽霊のようにさえ見える。しかし、みなありのままの姿であり、決してよそものではない。いずれにせよ、その人物たちはユトリロをとりまく美術愛好家たちには気に入られなかったが、彼はそれを画面から排除しようとするどころか、まったくその反対であった。すると、ずっと目の利く新たな愛好家がユトリロのところにやってきた。それは今はコメディ・フランセーズに属する喜劇俳優で絵画収集家のドリヴァルで、ユトリロの作品を白の時代からずっと多数買ってきていた。ドリヴァルはユトリロの絵に1ルイ(20フラン)か2ルイ払ってきたが、ユトリロ自身が多すぎると思うほどの45フランまで出すようになった。二人の間には心が通ってはいるが変わったつながりができ、ユトリロはちょっとしたお金が急ぎで入り用になると、クリシー大通りにあるドリヴァルの家を訪ねるのが習慣のようになった」(K.S.)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006