ぐるぐるアートワード
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版画集〈壁〉9. 壁と旅人たち



版画集〈壁〉10. 壁の前で用を足す犬



版画集〈壁〉11. 壁と横たわる人



版画集〈壁〉12. 壁と告示



版画集〈壁〉13. はげ落ちた壁



版画集〈詩畫集 蟻のいる顔〉3. ピケの残像



版画集〈博物誌〉25.夫婦のダイヤモンド



版画集〈マルドロールの歌〉4



版画集〈マルドロールの歌〉5



版画集〈マルドロールの歌〉18



版画集〈モニュメント・タバコ〉I



版画集〈リルケ『マルテの手記』より:一行の詩のためには…〉17. 愛にみちた多くの夜の回想



〈版画集〉1



〈版画集〉2



〈版画集〉3



〈版画集〉4



〈版画集〉5



版画集〈『悪の華』のために版刻された14図〉13.〈放蕩〉と〈死〉は…



版画集〈エルサレムの攻略〉1.裸婦



版画集〈エルサレムの攻略〉2.頭蓋骨のある静物


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すたんのとおり

スタンの通り

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1915年頃
技 法:油彩 パネル
ピエールフィット=シュル=セーヌ(セーヌ=サン=ドニ県)近くのスタン通りはモンマニー(ヴァル・ドワーズ県)に隣接している。スタン通りは1916年以来大きくは変わっていない。この通りの家並みはひどく古びてしまった。店の正面は変わり、教会はかなり傷んでいる。この教会は「崩壊寸前」と宣言され、解体されるばかりの状態である。 この作品は、今日では失われてしまったこの通りの活気を伝えている。 この作品は「白の時代」のものである。もしそうでないと見なされるとしても、遠近法、正確なヴォリューム感を見ればこの作品の質の高さが分かる。鎧戸は閉められ、窓を覆っている。沈黙に包まれたこの通りに入っていけそうな気がする。石や漆喰は画家の筆によって生命を与えられている。(T.N.)


カテゴリー:作品
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モーリス・ドニとは?【 作家名 】

フランス、グランヴィルに生まれる。パリに出てアカデミー・ジュリアンに学び、ボナールヴュイヤール、ランソン、セルジェらと交友する。ポンタヴェンでゴーギャンの影響を受けて結成された、ナビ派の第1回展(1891年)に参加する。セザンヌへの傾倒も強く、作品テーマに「セザンヌ礼讃」(1900年)や「セザンヌ訪問」(1906年)がある。イタリア、ドイツ、スペイン、モスクワ、アルジェリア、アメリカ、カナダと旅行し、特にイタリアでは信仰と美の合致を見出す。宗教画や装飾画も手がける。1920年には国立美術協会宗教芸術部の副部長となる。装飾的、象徴的画面構成に特色がある。また美術理論家としても重要である。(「パリ・日本・メキシコ 埼玉県立近代美術館所蔵作品による」図録 1992年)

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