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もんまるとるのむーらんどらぎゃれっと モンマルトルのムーラン・ド・ラ・ギャレット
「あちこちの酒場で、ユトリロがもとで起こる馬鹿げた騒ぎの場にいあわせなかった者は、彼がじっと耐え忍んだ災難がどんなものであったか想像もつかないであろう。ある者は、ユトリロに酒をすすめながら、陰険にもグラスにパイプの灰を落としてから乾杯した。またある者は、足を出してユトリロを転げさせた。するとユトリロが逆らわないように、周囲の者が嘲り笑った。みんなはからかい半分に彼を“絵描き”と呼んだ。それというのも、ユトリロが厚紙に描いたデッサンはまだびっくりするほどの金額ではなく、そのことを誰もが知っていたし、もちろん“モーリス氏”も知っていた。だからモーリス氏は酒で気をまぎらせ、黙って怒りをかみころしていたのだ」(K.S.)
カテゴリー:作品
メゾチントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは前者の内の一つ。まず版面にニードル等の針状または刀状のもので、縦・横・対角線の各方向に線あるいは点刻線を平行して密接に刻む。ここで版面は、一面ドライポイントのまくれを併う線で覆われる。それを、先のとがったこて状のスクレーパーで削り取りへら状のバニッシャーでつぶし、磨くことによって図像を表わしていく。凹部にインキをつめ、プレス機で紙に刷り上げると、最も磨かれた部分は白く、まくれを完全に残した部分は黒く、その間に磨き加減によって無限の明暗の階調が表われる。これがこの技法の特徴であり、メゾは「半ば」、チントは「色調」の意である。17世紀中頃、オランダのジーゲンによって発明され、イギリスやフランスで豊かな階調を表現できることから主に絵画の複製技法として流行した。20世紀に入ると、ブランや長谷川潔などが創造的なメゾチント版画の制作を行なった。 |
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