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ゆきのむーらんどらぎゃれっと 雪のムーラン・ド・ラ・ギャレット
モンマルトルは雪に覆われていて、シャンソンに歌われたおちびさんと、歌になったことなどない哀れな者たちが、誰よりも震えあがっている。ユトリロは白から解き放たれたヴァラエティに富んだ色彩で、自然と競って詩情にあふれた作品を描こうとしている。白いものは雪であるように、白は大聖堂の色であり、それは薔薇色を帯びたあたたかみのある灰色から赤褐色に至る、調和のとれた秋の色合いを際立たせる。 ユトリロは長い構想の時間をかけて、キャンヴァスを生き生きとした一幕の劇に仕立て上げ、理解してくれる者にいつまでも目くばせを送り続ける。「すべての芸術家は、作品を創るたびにもう一つの死を体験していることを確信している……」 ユトリロはどの作品においても、もう一つの生に身を置いている。彼のキャンヴァスでは、塗られた白がどういう状態かはすぐに気にならなくなり、画面のどこからも詩情が噴き出してくるのが感じられるようになる。(K.S.)
カテゴリー:作品
ルネサンスとは?【 美術用語 】 15〜16世紀のヨーロッパの美術史上の様式と時期区分。とくにイタリア美術史上でいう。「ルネサンス」という言葉は、もともと、ヴァザーリが著書『美術家列伝』(1550年初版)の中で初めて用いた美術の“復活”=イタリア語でリナシータに由来し、それが1840年頃にルネサンスとフランス語に訳され用いられている。ヴァザーリは、およそ13世紀後半以降のイタリアの美術家の中にローマ帝国とともに没落していた美術の復活を認め、時代区分としてルネサンスとしたが、これは同時に古代との間に中世の概念を設定したものであった。今日通説の画期としては、フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂円蓋起工の1420年より1500年までを初期、1500年〜1520−30年を盛期としている。初期にはフィレンツェ、盛期にはローマが中心となっている。自然と古代とを柱とする人文主義的造形活動を特色とし、美術理論が追求され、また美術作品の世俗化も行われ、メディチ家などの地方君主による美術の流派が形成された時代である。 |
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