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いえなみ 家並
「……長い間母親が使用する5色に限られていたが、石膏を混ぜた白によって色彩の数が増え、さらにこの作品ではより鮮やかな色彩が新たに使用されるようになり色彩が豊かになった。中間色によるアクセントが見られなくなっている。青は震え、鮮やかな緑が鋭い声をあげ、朱色がぶんぶん音を立てている。灰色の色点が施された多彩色のユトリロ独特の古い壁は、このけたたましい色彩の調和から逃れることなく、ユニゾンで歌っているようであり、壁の傷と汚れには薔薇色が施されている。(T.N.)
カテゴリー:作品
ロマン主義とは?【 美術用語 】 19世紀前半のヨーロッパの美術潮流。ロマンという語は、俗語で書かれた文学を意味した中世フランス語に由来し、そこから非現実的要素だけが取り出されて伝奇的・空想的意味に用いられ、18世紀には悲愴的美、崇高美と結びついた新しい美的感覚をあらわす基本的な概念となったものである。ドイツでは18世紀末から〃イエナ・ロマン派〃によって生活態度における最高概念まで高められた。ここでは、ロマン的現代とは有限と無限、自然と精神の分裂の時代であり、その中で有限なものの中で心情を無限なものと一体化させることは美的態度によってのみ可能であると考えられた。このようにロマン主義とはいわゆる造形活動上の様式概念ではなく、作家の制作態度にかかわるものであるので、特定の形式や統一的様式はもたず、またロマン主義に含まれる作家に様式上の共通点は見られない。代表的作家は、ドイツでは絵画のフリードリヒ、ルンゲ、建築のシンケル、フランスでは絵画のドラクロワやジェリコーらがいる。 |
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