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さんべるなーるどおり あん

サン・ベルナール通り、アン

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1933年
技 法:油彩 キャンバス
ユトリロは1930年から33年の大半の時期をサン・ベルナールの城で過ごした。彼はそこで、土地の娘アネット・ジャキノーに身の回りの世話をされて、修道院にいるような日々を送った。彼女はシュザンヌの指示に従おうと努めた。それは常にたやすいことだったわけではない。しかし、ユトリロはずっとアネットの言うことを聞き、規律のない生活をやめ、欲望を抑えた。 アネット・ジャキノーは、日記にこう書いている。 「そう、彼はお酒を飲むのが欠点でした。でもどんな人にも、何か欠点があります。それにこのお城にお酒を出してくれない料理人と一緒に閉じ込められていて、どんな楽しみがあるのでしょう。 彼は絵を描きました。お母さんへの手紙にはこう書いていました。『ここの生活は、かなり平凡で、まあまあうまくいっています。昨日は修道院のシスターが二人が来ましたので、20フラン渡しました。僕は絵の仕事を少しずつしています』」 不眠症になったユトリロは、夜のさまざまな音が気にかかって、いつも耳をすませてしまった……母への思いを運ぶパリ急行が通りすぎるのは、午前2時であった。シュザンヌは今何をしているのだろうか。シュザンヌはパリで独りで絵を描いていた。画廊ル・ポルティックが彼女の重要な展覧会を開き、図録の序文をエリオ首相が書いている。 1932年の夏は穏やかにやってきた。ユトリロがこの絵を制作した年、3人はサン・ベルナールで夏を過ごした。ここで生活するのは快適であった。シュザンヌはアンドレと再会し、そうした出会いをみな喜んだ。そんな安らぎは、かわいそうなユトリロの病気がちな心の回復には効果があった。 彼の心の慰めになるものが、春の花束のように瑞々しいこの絵にはあふれている。これは、つかの間のはかなく幸福な人生に捧げられた賛辞である。ユトリロの幸せな時は、ほとんど長続きしなかった。すぐに、「ご主人様」に献身的に尽くすアネット・ジャキノーをただ一人の同居人とした味気ない生活の中に見捨てられることになる。(K.S.)


カテゴリー:作品
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カンディンスキーとは?【 作家名 】

1866年ロシアに生まれる。1944年没する。モスクワ大学で法律と国民経済学を研究したが、1896年ミュンヘンに移ってシュトゥックについて絵を学び、ユーゲントシュティール、印象主義、ロシア民芸の影響がつよい作品を制作した。1909年「新芸術家協会」を設立。翌年水彩画による最初の抽象画を制作。この頃『芸術における精神的なもの』を執筆。1912年『ブラウエ・ライター(青騎士)』誌を刊行。1914年ロシアに帰り、革命後モスクワ大学教授となる。1921年ドイツに戻り、1922年から33年までバウハウスで教鞭をとった。1933年パリに亡命。作風は、1910年代は激しい色と形による「ドラマティックな時代」、20年代は「コンポジション時代」から「円の時代」へと移行し、晩年は「具体芸術の時代」へと展開した。ミュンヘンのレンバッハ画廊、パリのポンピドゥ・センター、ニューヨークのグッゲンハイム美術館に主なコレクションがある。抽象絵画の創始者として、20世紀美術にかけがえのない足跡を残した。

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