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影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ 海辺の葉と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 都わすれと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ れんげと影



影シリーズ 石と影



影シリーズ 右近の葉と影



影シリーズ 海辺の黄色の花と影



影シリーズ ススキと影



影シリーズ 砂と影



影シリーズ 菜の花と影I



影シリーズ 浜辺の葉と影



影シリーズ 都わすれと影



影の自画像



過去も未来もない中心 I



過去も未来もない中心 II



かご


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あんぐれーむのじょうへきあと

アングレームの城壁跡

作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1936年
技 法:油彩 キャンバス
ユトリロベルギーの銀行家の未亡人で、彼の作品を収集していたリュシー・ポーウェルと結婚したばかりであった。二人はアングレームにある“ドゥース(甘美な)・フランス”に住んだ。ユトリロはリュシー・ポーウェル(世間はリュシー・ヴァロールという劇作家で画家としての名で彼女のことを知っていた)の人柄に、ずっと出会いたいと思っていた、心遣いに満ち愛情豊かな女性を見いだした。ふたりは、彼が見つけたパリの南西のこの家に住んだ。海の風のままに、昼間と夕暮れの光で変化する空の美しさに誘われ、ユトリロは今まで以上に絵に打ち込んだ。 この作品では、すべてがよく見られ、考えられ、分析されて、微妙な調子の色彩でまとめられている。木々は葉を繁らせて光を反射し、人々が“信仰の家”として造形的な歌をうたっている。 その人物は空中に浮揚していて、足が地面についていないように見える。木々の葉からは、ユトリロが念を入れて描いたことがよくわかる。観る者の目は、緑色の濃淡による厚いマチエールの「葉に吸い込まれていく。広くとられた空によって奥行きが生まれた空間には風が流れているのが感じられる。(K.S.)


カテゴリー:作品
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アーツ・アンド・クラフツ運動とは?【 美術用語 】

19世紀末から20世紀初頭にかけて、イギリスに起った工芸革新運動。機械生産による製品の質の低下にともなっておこった手工芸品尊重の風潮などを背景とし、ラスキンの強い影響のもとに、ウィリアム・モリスを主導者としてアシュビー、クレインなどの作家によって推進された。この運動は無名の職人の手になる中世の手工芸に芸術本来のあり方を求め、機械による量産を否定して手仕事の尊重を強調したが、産業革命による機械・技術の進歩に伴う諸成果と全面的に対立する結果となり、人々の幅広い共感を得るには至らなかった。しかし、家具、什器、壁紙、装幀、插絵、字体など、デザイン装飾芸術の領域で多くの革新を示し、アール・ヌーボーに大きな影響を与えた。

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アーツ・アンド・クラフツ運動

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  アーツ・アンド・クラフツ運動

  クラフト

  静寂の時−『エスタンプ・モデルヌ』誌より

  アーサー・ウェズリー・ダウ

  ブルーア・ジュリアス・オルソン・ノードフェルト


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徳島県立近代美術館2006