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ぐるぐるもくじ


シュルレアリスム国際展のマネキン人形 マン・レイ作



シュレンマー



春秋(双幅のうち「春」)



春秋(双幅のうち「秋」)



シューブラク



シュールマン



蕉陰煮茶図



障害児用おもちゃの自動車「バイオカー」“ロロ”と“ソロ”



邵氏観梅図



少女の顔



「肖像画・デッサン・宝石展」サル・デ・ザール



象徴主義



聖徳太子孝養立像



「少年の魔法の角笛」/(『ゲルラッハ・ユーゲントビューヒェライ』第4号)



初夏渡航



書簡 今泉氏宛



食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より


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ゆきのむーらんどらぎゃれっと

雪のムーラン・ド・ラ・ギャレット


作家名:モーリス・ユトリロ
制作年:1938年頃
技 法:グワッシュ
雪に覆われたモンマルトルとムーラン・ド・ラ・ギャレットは凍えている。ユトリロが崇拝する美しき“ジャンヌ(・ダルク)”の神秘的な魂のように純白な雪。この作品ではすべてのものが、自分を引きずり込む脅迫観念から、三つの神徳によって抜け出すために集められている。 過ぎ去りし日々を思い出させるように、そのすらりとした翼をはためかせる音をユトリロが朝夕耳にしたムーラン・ド・ラ・ギャレットの大きな風車を中心にしたモンマルトル。母と純なるジャンヌ・ダルクのような女性たちの無垢を象徴する雪。ここでは命あるものは喧騒の場に退いており、赤と褐色と白のシンフォニーから聖性を奪いとらないように身を潜めている。 雪は今は、静かにメランコリックに落ちてはおらず、風景を覆って横たわっている。悲しき人々のいない雪景色。 ただユトリロの心だけが、初めて人生の苦しみを知ったこの場所に再び身を置くべく、色の調子についてじっと考えをこらしている。 ユトリロは、人が自分より以前には見なかったものを見るすべを心得ていた。彼は自らの思想から、瞑想にふさわしい場をつくり出した。「人は知識を得れば得るほど知恵を失い、便利になればなるほど見る力を失う」(K.S.)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006