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あるばめんのさいげん

〈ある場面の再現〉

作家名:マルク・ランメルト
制作年:1995年
技 法:油彩 キャンバス
この作品は、4つの部分からなるシリーズものである。署名あり。-----マルク・ランメルトは、1960年ベルリンに生まれる。1976-86年ベルリンのヴァイセンゼー美術大学でハインリヒ・テスマーに師事し、89-92年ベルリン芸術アカデミー職業学校でヴェルナー・シュテツァーに師事する。1994年ベルリン市政府大臣文化奨学金を、96年には社団法人ボン芸術基金奨学金を授与される。現在、ベルリン在住。出品されている作品は、まだ枠に張られていないキャンバスに油彩で描いた衣装であり、劇的な平面作品とはほど遠いところにある。しかし、これらはそれぞれ異なった個性を持ち、背筋を伸ばしていたり、前屈していたり、横向きに跪いていたり、胸を張って正面を向いていたりする。想像してみよう、俳優が去ってしまった後の舞台衣装のことを。


カテゴリー:作品
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デフォルマシヨンとは?【 美術用語 】

変形、歪形。造形芸術で、自然の対象を変形して表わすこと。遠近法、短縮法、プロポーション、美術解剖学などの知識に基いて形態、空間、量的表現を正確に再現する写実より、芸術家の造形意志が重視される。これにはより自然に見えるための歪形も含まれる。しかし、近代美術では、芸術家の主観を強調し、観る者に強く訴えるために、形やプロポーションや空間的秩序を意識的に変形して独自の造形的秩序を造り出すことが盛んに行われ、セザンヌをはじめ、ピカソダリモディリアーニなど、キュビスム、シュールレアリスム表現主義などの造形的特色となっている。しかし、それ以前にも、エル・グレコらのマニエリスムの絵画、ドナテロやミケランジェロの彫刻、建築の枠に規制されたロマネスク時代の柱頭、二次元性を強調した東方的造形(古代エジプト美術、東洋絵画)など広く認められる。いずれにせよ、どのような美術作品も事物の厳密な三次元的複製ではありえないから、ほとんどの美術作品はこの「歪形」を行っているといえる。

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