4枚からなる1シリーズの内の2点を展示。展示作品は、《赤を見ることができないIII》と《赤を見ることができないIV》の2点。-----
カタリーナ・ジーフェアディングは、1944年プラハに生まれる。1963-64年ハンブルグ造形芸術大学で、64-67年デュッセルド
ルフの州立美術
アカデミーで学び、テオ・オットーに師事する。ここでは舞台装置のクラスに属した。1963-67年舞台での
インスタレーションを手がける。1972-88年デュッセルド
ルフ国立芸術
アカデミーでヨゼフ・ボイスに師事する。1972-92年アメリカ合衆国、中国、ソ連に研究滞在。その後、ハンブルク造形芸術大学客員教授、
ベルリン芸術大学教授となる。1994年ドイツ批評家賞を受賞。現在、デュッセルド
ルフ在住。カタリーナの顔。それは、長年見続けてよく知っているもの。この顔に、私たちは幾度も出逢うことができる。美しく、集中力があるが、よそよそしい。それは、自らを示しながら、他者に問いかけている。そう、視線はいつも、他者を俳優にする。