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あるとーはへいしたちのまえでかたる 〈アルトーは兵士たちの前で語る〉
クラウス・フォム・ブルッフは、1952年ケルンに生まれる。1975-76年カリフォルニア美術研究所(ヴァレンシア、アメリカ合衆国)、76-79年ケルン大学哲学科で学ぶ。1992年よりカルルスルーエ造形大学教授となり、現在、ケルンに在住。この作品は、詩人アントナン・アルトーの記憶に基づいている。ドキュメンタリー映画から取り出された若い兵士たちがくずおれる「死の舞踏」が容赦なく繰り返されている傍らで、小さな骸骨が踊っている。そして、さらに別の映像では、子どもたちが愉しそうな様子で笑っている。しばらくすると、これはダッハウ収容所を解放したアメリカ人のまなざしを追体験しているということに気づくのである。
カテゴリー:作品
表現主義とは?【 美術用語 】 20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナー、シュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルク,カンディンスキー,クレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。 |
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