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けつらくしたげんざいのためのむらさきのじゅうじか 〈欠落した現在のための紫の十字架〉
この作品では、フランクフルト芸術協会での(1980年1月18日の)同名のパフォーマンスを上映している。/【作品成立】1979年、ジュネーヴ、現代美術センター/【写真】ヴァンクーヴァー・アート・ギャラリー提供-----ヨッヘン・ゲルツは、1940年ベルリンに生まれる。1958年ケルン大学で中国文学・ドイツ文学・英文学を学び、60年ロンドンに滞在。1962年バーゼル大学で先史学を学ぶ。1990年ブレーメンのローランド賞(「公共スペースにおける芸術」部門)を、96年ドイツ批評家賞(造形芸術部門)受賞。1966年からパリ在住。「20世紀の初頭以来、観者は芸術において、中心的な役割を果たしてきました。デュシャンの芸術だけでなく、ピカソのような画家にとっても、です。あるドイツ人将校がピカソに、どのようにしてこの絵を創りあげたのかと尋ねた時、ピカソは、この絵を創りあげたのは私ではなく、あなたです、と応えました。デューラーも言ってましたね。樹木を描こうとするならば、あなたも樹木にならなければならない、と」
カテゴリー:作品
水彩画とは?【 美術用語 】 広義には、水溶性の展色剤で練った顔料を使って制作された絵画をさす。古代エジプトのパピルス画、東洋画の紙本・絹本の類、中世ヨーロッパの彩色写本の挿絵など古くから世界各地で広く利用されてきた。狭義には顔料とアラビアゴムを練り合わせた絵具(水彩絵具という)で描いたものをいい、より狭義には、水彩絵具を透明水彩絵具と白色顔料を加えた不透明水彩絵具(グワッシュ)に分け、前者のみを指す。透明水彩は特に精選した微粉の顔料を用い粘り気が少なくなるように練ってある。水彩絵具の特性は透明なことで明るい色を表現する場合は、水で薄めるだけで、薄い絵具の層を通して画用紙その他の支持体面から光が多く反射して明るく見える。不透明水彩の場合は白を加える。単色で仕上げる水性絵具としては、茶色のビスタや、いかの墨から作る焦げ茶色のセピアを使ったものがよく知られている。18世紀から19世紀初頭のイギリスで大きな発達をとげ、特にターナーは油絵に劣らない色の明るさと鮮かさを表現する水彩技法を作り上げた。 |
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