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すけーね えおす どらまーた 〈スケーネ〉〈エオス・ドラマータ〉
この作品は、次の2つの作品で構成される。1.《スケーネ》 舞台で使用できるように主題化された運搬用木箱、多様な木製の靴型と帽子型2.《エオス・ドラマータ[演劇化された暁の女神エオス]》 赤い蝋燭型点滅電球の飾り玉の付いた覗きからくりとなる運搬用木箱、電線の束-----ライナー・ゲルスは、1960年ノイシュトレリッツに生まれる。さまざまな職業を経験した後、1982−89年ドレースデン造形芸術大学に学び、92年アメリカ合衆国に留学する。現在、ベルリン在住。ゲルスは舞台絵画を学んだことがあり、現在も舞台と関わる仕事に積極的である。十字架の形状をした作品は、彼のこれまでの作品にも多く観られたが、今回は作品を巡回させるためのクレートがそのまま展開され、作品となっている。からくり箱のようなものが、いつもこの作家を魅惑してきたというが、たたまれたり開かれたりする舞台、旅する空間やそれらに属するものすべてが劇場を創りあげているのだという。
カテゴリー:作品
ルネサンスとは?【 美術用語 】 15〜16世紀のヨーロッパの美術史上の様式と時期区分。とくにイタリア美術史上でいう。「ルネサンス」という言葉は、もともと、ヴァザーリが著書『美術家列伝』(1550年初版)の中で初めて用いた美術の“復活”=イタリア語でリナシータに由来し、それが1840年頃にルネサンスとフランス語に訳され用いられている。ヴァザーリは、およそ13世紀後半以降のイタリアの美術家の中にローマ帝国とともに没落していた美術の復活を認め、時代区分としてルネサンスとしたが、これは同時に古代との間に中世の概念を設定したものであった。今日通説の画期としては、フィレンツェのサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂円蓋起工の1420年より1500年までを初期、1500年〜1520−30年を盛期としている。初期にはフィレンツェ、盛期にはローマが中心となっている。自然と古代とを柱とする人文主義的造形活動を特色とし、美術理論が追求され、また美術作品の世俗化も行われ、メディチ家などの地方君主による美術の流派が形成された時代である。 |
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