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かづき やすお 香月泰男
1911年山口県に生まれる。1974年没する。1929年上京して川端画学校に通い、31年東京美術学校に入学し藤島武二に学ぶ。在学中の1934年第9回国画会展に初入選、36年に卒業する。この年文展鑑査展に入選、1939年には第14回国画会展で国画奨励賞、第3回新文展で特選、40年には第15回国画会展で佐分賞を受け、同人となる。1943年に応召、47年に復員し、翌年の第22回国画会展に、シベリアで虜囚として抑留された体験から、シベリア・シリーズの第1作を発表する。1956年から翌年にかけてヨーロッパに滞在する。1962年国画会を退会し、66年九州産業大学芸術学部油絵科主任教授となる。1969年第1回日本芸術大賞を受賞。その他、現代日本美術展、日本国際美術展などに出品している。シベリア時代の個人的な回想を基に、独特の墨色を活かした叙情的な作風で知られる。
カテゴリー:作家
マニエリスムとは?【 美術用語 】 盛期ルネサンスに完成された古典主義芸術のあとを受けて、ほぼ1520年頃から17世紀初頭にかけて、主として絵画を中心に、ヨーロッパ全体を風靡した芸術様式。20世紀初頭になってから独立した様式として認められ、16世紀中葉から後半を支配した芸術様式として重要視されている。その表現は、極度に洗練された技巧、曲線を多用した複雑な構成、歪んだ遠近法を用いた構図、明暗のコントラストや入り組んだ奥行表現による効果、異常なプロポーションや色づかいなどを特色としている。これらは、ラファエロやミケランジェロの完成された力強い表現に対する傾倒、デューラーなどによる北方ゴシックの影響、混乱時代の社会不安、芸術愛好家君主の積極的な保護などを背景として生まれたといえる。その本質については、ルネサンスからバロックへの過渡期の様式、反古典主義様式、16世紀のヨーロッパ全体の精神的危機を反映した様式、ルネサンス文化の継続的発展、人間の持つ非合理なものへの衝動など様々な見方がある。 |
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