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ぶたい 〈舞台〉
ヘルマン・ピッツは、1956年オルデンブルクに生まれる。現在、デュッセルドルフ在住。1990年以降アムステルダム国立造形芸術アカデミーで教鞭を執る。1984年に「第3世代の芸術創造」という題目で講演をし、地域と時代に束縛されている芸鬱活動をこれまでとは違った場所で再生させようと説いた。1985年頃から劇場とは距離を置き、88年以降はアトリエに隠り自分の手作業のみによる素材重視の制作を、91年以降はアトリエの外において作品を意欲的に発表するようになる。その後、アトリエに立ち戻って、彼の芸術的メッセージを明確に伝えてくれる木の作品を制作した。それがこの出品作品である。「作品が、アンサンブルの中で配役が欲しいと言ってきたので、そこで、それだけのために白い台座をつくってやりました。そして、言ったのです。おまえは今や、独り立ちした彫刻になったよ、と。」
カテゴリー:作品
ビュランとは?【 美術用語 】 銅版や木口木版を彫るために用いる彫刻刀。全長約12cmの鋼鉄製の棒で、刃先は斜め45度に切断され、菱形か正方形の断面を持っている。他端から全長の3分の1の部分で折れ曲がっており、その先に木製の握りがついている。使用法は、指で先端の方向を定めながら、握りを手のひらで押し、版面に水平に近く彫り進める。刃先はV字型に版面に食い込み、明快で硬質な線が刻まれる。抵抗の大きいビュランを自在に操り、髪の毛の数分の1の線からあらゆる太さの線までを彫刻するには相当の熟練を必要とする。ビュランは、銅版画の中でも直刻法によるエングレーヴィング版画、そして木口木版画の中心工具であって、鋭い刻線によって繊細で精密な表現を可能にする。ところで、木口木版画も含めて線刻彫版画をエングレーヴィングと総称するが、またこの彫刻刀の名をとってビュランと呼ぶこともある。 |
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