この作品は、和紙に刷られた7枚の
リトグラフ(1-7)とポリ塩化ビ
ニールからなる4体の人形(8-11)で構成される。-----
トーマス・シュッテは、1954年オルデンブルクに生まれる。1973-81年デュッセルド
ルフ美術
アカデミーで、フリッツ・シュベーグラーとゲルハルト・
リヒターに師事する。
シュッテは、人型の塑像をつくり、それらを並べる。ゲームの陣形のようにも見えるこの仕掛けによって、彼は人と社会の対決のあり方を見せてもいるようである。近年、ギャラリーのみならず、戸外においても作品を設置しようと試みているが、彫刻とそれが置かれる空間を演出するという問題に応じたのがこの作品。無垢で美しい花の中にいると、人は気分が高揚する。黄色はねたみを増幅し、赤は怒りを、青は立腹を。馬鹿げた百合たち…。
シュッテは、現在、デュッセルド
ルフに在住。