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食前の祈り[ジャン=シメオン・シャルダンの原画による]



植物のシルエット



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「キンレンカ」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「芥子」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「シクラメン」第1編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ニラ」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



『植物の装飾的応用』第1編、第2編 「ひまわり」第2編より



食物用かご



書斎のドンキホーテ



初秋


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まずしいしょくじ

貧しい食事

作家名:パブロ・ピカソ
制作年:1904年
技 法:エッチング アルシュの漉き込み紙
やせこけた二人の男女が質素な食卓を前にして座っている。疲れ果てた風情のこの二人は、互いに顔をそむけあい、会話もない。目が不自由な男は女の肩に手を回し、冷めた表情の女は、それを受け入れるでもなく、拒否するでもなく、ほおづえついている。 1904年、スペインからパリに出てきたピカソは、モンマルトルにある木造アパート「バトー・ラヴォワール」(洗濯船)に住み着く。ピカソ22歳の春であった。エッチングの技術を友人から教わり、銅版画に取り組もうとするが、貧乏絵かきのピカソには、新しい銅版画を買うお金がない。結局、他人の使い古しの亜鉛板を用いて、この作品は制作された。 ピカソがあとにしたスペインは、当時、各地の植民地を次々と失い、急速に没落への道をたどっていた。街には、職を失った人や戦争で負傷した人などがあふれたいたという。そんな状況をピカソも肌で感じていたに違いない。この作品に登場する男女もまた、それらの困窮者がモデルである。彼らに対する共感と一種のあきらめに似た悲しみが、ピカソを表現へと駆り立てた。 骨ばった骨格、細くて異様なまでに長い手や指は、彼らの不安や孤独を暗示し、シャープな線とコントラストの強い陰影表現が、緊張感のある劇的な画面を生み出した。それを可能にしたのは、抜群の描写力と、習い始めとは思えない卓越した銅版画制作の技術力である。 画面全体を支配する哀感は感傷に流れずに適度に仰制され、見るものの心情に訴えかける高い密度を持ってする。また、そこにピカソ自身の孤独や不安を重ね合わせるとき、これは内面の個人的な世界なのだ、という感を強くする。 ピカソの画業を貫く銅版画制作を代表する作品であると同時に、二十世紀版画史上における金字搭でもある。また、これは版の状態が良好な時期に刷られたものであり、刷り上がりも美しい。


カテゴリー:作品
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森田恒友とは?【 作家名 】

1881年埼玉県に生まれる。上京して小山正太郎の不同舎に入門。東京美術学校西洋画科にすすみ、卒業後進学していた研究科を1907年(明治40)やめ、石井柏亭山本鼎らと同人雑誌「方才」を創刊する。また詩人北原白秋らとパンの会を起こす。同年開設された文展に入選。その後一時、秋田や大阪で教員や新聞社に就職するが再上京し、1914年(大正3)渡欧する。帰国後は、セザンヌドーミエ、またキュビスムに影響された作品を発表する。翌年、二科会の会員になる一方、院展洋画部に出品し、翌年同人に推挙される。また同年、小川芋銭川端龍子、小川千甕らとともに日本画家の団体珊瑚会を結成。しだいに水墨画家の活動もはじめる。1917年、院展に専念するため二科会を退会。1920年には院展同人とともに日本美術院を脱退、1922年春陽会を結成し、以後ここを中心に活動する。1932年(昭和7)食道癌のため入院し、翌年逝去。(「大正の新しき波 日本画1910−20年代」図録 1991年)

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