この
エッチングは、フィリップ・ビュルティの日本美術のコレクションの一部を複製した
銅版画集『
ジャポニスム:10の
エッチング』の中の一点である。ビュルティのコレクションは、浮世絵は元より、陶器、ブロンズ彫刻、象牙の薬入れ等、ありとあらゆる美術品を網羅していた。
ビュオはそれら一点一点の特徴をつかみ、繊細な
クロス・ハッチングで陰影をつけることによって、単なる複製に留まらない、存在感のある描写に成功した。左側に主題と関係のない日本語が何かの原典から借用されている。(「世紀末から 西洋の中の日本「
ジャポニスム展」図録)