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木口木版



ココシュカ



九つの顔



瞽師図



小清水漸



コシャンコ



腰をかける人



児島善三郎



児島正典



小嶋悠司



小杉放庵(未醒)



コスース



巨勢小石



コタン通り



古代ローマ人の長衣をまとった女性像



古代ローマ人の長衣をまとった女性像



古代ローマ人の長衣をまとった女性像



児玉希望



コッティングハム



古典主義


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こうべ

神戸

作家名:チャールズ・W.バートレット
制作年:1916年
技 法:多色刷木版
バートレットが渡辺木版画店から版行した、日本の風景版画のシリーズの中の1点。左下に「渡辺の落款が見られる。版元渡辺庄三郎は1909年から浮世絵研究会を発足させ、日本における伝統的版画の復興に火を付けると同時に、鏑木清方の門人や外国人作家を起用して、近代的な木版画を創出しようと試みた。バートレットの他にも、フィリッツ・カペラッリ(1884−1950)やエリザベス・キース(1887−1956)等の来日外国人作家の作品を版行している。この神戸の雨の夜景を描いた作品には、広重の『名所江戸百景』の《猿若町よるの景》の構図や人影、小林清親の光線画に見られる明かりの表現などの影響が見られる。雨の表現にも日本の浮世絵に用いられる直線を採用したが、雨に濡れた道に反射する人影や提灯の光の表現には、バートレット独特の水彩画のような抽象的なぼかしを効果的に用いている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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バウハウスとは?【 美術用語 】

1920年代のドイツで近代デザインの中心地となった建築と応用美術のための学校。デザインと工業技術の間に橋をかける重要な役割をはたした。1933年にナチスの圧力で解散してから教授陣と学生が各地に移住したため、バウハウスの理念は多くの国々に広められ、1930年代と40年代における近代主義のシンボルともいえる存在となった。バウハウスの創設は、1919年に、旧ヴァイマール美術アカデミーとヴァイマール美術工芸学校がグロピウスによりひとつにまとめられたことに始まる。グロピウスの最初の思想は、すべてを包含する近代的で構成的な芸術を実現して、モニュメンタルな要素と装飾的な要素の分離をなくそうとするものであったが、さらに1923年には、工業的大量生産用のデザインを行う工芸家が重要であるとした。このため、バウハウスは産業界と密接に関係を持ち、多くの製品を生み出した。その特徴は非個人的で幾何学的で厳格なことであり、むだを省き素材を研究し、洗練された形を持っており、ヨーロッパの建築・応用美術に大きな影響を与えた。

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