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さらのでざいん かも 皿のデザイン(鴨)
ルソー食器セットの花鳥図のデザインで1866年から陶器の絵柄のデザインでも名の売れ始めた、版画家のブラックモンは70年代にも多くの食器のデザインを手がけた。1872年からの10年間はシャルル・ハヴィランドによって設立されたオトゥイユの陶器製造工房の美術監督も務めたが、この皿のデザインもハヴィランド社によって製作され、その皿は現在同社のコレクションに所蔵されている。鴨は鳥好きのブラックモンが最も頻繁に描いた鳥であるが、この番いの鴨は北斎漫画初編の様々な鳥を寄せ集めたページから引用されていると思われる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
ビエンナーレとは?【 美術用語 】 2年ごとに開かれる展覧会のことをいう。「2年ごと」という意味のイタリア語、ビエンナーレ(BIENNALE)が転じて、展覧会自体のことを指すようになった。最も古くからあるものとしては、1895年創設のベネチア・ビエンナーレがある。戦後になって1951年のサンパウロ・ビエンナーレをはじめ、東京、パリ青年、リュブリアナ等多くの国際的ビエンナーレが創設されたが、いずれもベネチアをモデルとしているといえよう。コミッショナーによる推薦制をとるところが多く、また、国際的規模で開催されるものが有名であるが、日本においてこの用語は、推薦制であれ公募制であれ、また国際的であれ国内に限られるものであれ、2年ごとに行なわれるコンクール形式の展覧会を広く指し示すものとして使われている。対象は、美術一般とされる場合もあれば、版画やデザインなど特定のジャンルに限られる場合もある。ちなみに、一年ごとのものはアニュアル、3年ごとのものはトリエンナーレと呼ばれている。 |
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