ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


The Signified or If No.1



The Signified or If No.2



The Signified or If No.3



The Signified or If No.4



The Signified or If No.5



The Signified or If No.6



The Signified or If No.7



ザヴジェル



ザガッタ



雑誌「青騎士」



雑誌「自由」(ラ・リベルテ)



雑誌「微笑み」(ル・スリール)



雑誌「ル・ポンポン」



ザツキン



『ザ・ライフ・オブ・マン』



ザルテン



「詩−赤いバラの花びらが降るとき」



詩「ドンファン」のための素材



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シェイクスピア方程式 おわりよければすべてよし


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●もくじのさくいん

    

    

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 作家(1701)

 作品(1851)

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おんどり

雄鶏


作家名:フェリックス・ブラックモン
制作年:1882年
技 法:エッチング
ブラックモンの生涯のモティーフとなる鳥は、彼が日本の版画と遭遇する1850年代の後半より以前から描かれていた。それらは従来、北斎漫画等の日本の版画の影響ばかりが指摘されがちであったブラックモンの作品論に疑問を投げ掛け、彼の作品のオリジナリティーに目を向けさせる。この作品も『北斎漫画』の雄鶏の図等を原典とする可能性が指摘されているが、決定的な原典は見つかっておらず、ブラックモンが実際に雄鶏を写生した可能性も考えられる。また、羽の細かい描写や陰影には、彼が幼い頃から学んだ西洋の写実主義が強く顕れている。ブラックモンにとって日本美術とは、もともと自然の事物を描くことを好んだ彼の方向性を再確認するような存在であったとも言える。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006