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おんどり 雄鶏
ブラックモンの生涯のモティーフとなる鳥は、彼が日本の版画と遭遇する1850年代の後半より以前から描かれていた。それらは従来、北斎漫画等の日本の版画の影響ばかりが指摘されがちであったブラックモンの作品論に疑問を投げ掛け、彼の作品のオリジナリティーに目を向けさせる。この作品も『北斎漫画』の雄鶏の図等を原典とする可能性が指摘されているが、決定的な原典は見つかっておらず、ブラックモンが実際に雄鶏を写生した可能性も考えられる。また、羽の細かい描写や陰影には、彼が幼い頃から学んだ西洋の写実主義が強く顕れている。ブラックモンにとって日本美術とは、もともと自然の事物を描くことを好んだ彼の方向性を再確認するような存在であったとも言える。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
エル・グレコとは?【 作家名 】 クレタ島で生まれ、スペインで活躍した画家。エル・グレコとは、「ギリシャ人」という意味の通称。イタリアのベネチア、ローマで学び、スペインのトレドで生涯を終えた。引き延ばされた人物、青や灰色がかった色調、荒々しい光線の効果や奔放な筆づかいによって、伝統的な規範に反する表現をおこなった。宗教的な主題の作品を多く表した。 |
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