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かきつばたとかえる えすたんぷおりじなるしだい8ごうより かきつばたと蛙『エスタンプ・オリジナル』誌第8号より
右上の落款にも現れているように、ウダールは浮世絵から主題、構図、色彩の全ての要素を学び、吸収した。版画の活性化を図って出版された『エスタンプ・オリジナル』誌に含まれたこの版画も、蛙を虫瞰図的視点(Worm’s-eye View)で捉えている点、かきつばたの葉を前景に迫り出させ、画面に奥行きを持たせている点、輪郭線の使用等に浮世絵の直接的な影響が見られる。葉の上にのった蛙を真正面から捉えているユニークな視点も、北斎漫画における小動物の描写などにヒントを得たと考えられる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
ウィリとは?【 作家名 】 1930年、ブリュッッセル生まれ。パリのアトリエ17でS.W.ヘイターと働く。1965年ブリュッセル、ギャラリー・サン・ローランで個展。1970年クラコヴィー、第6回グラフィックビエンナーレに出品。1975年ローマ、ギャラリー・ピッコロで個展。アムステルダム国立美術館「ファンダメンタル絵画」に出品。1977年カッセル・ドクメンタ6に出品。1980年ブリュッセル、パレ・デ・ボザール「ベルギーとオランダ1945年以降の芸術の類似と相違」展に出品。1982年ベネチア・ビエンナーレ、パンチュール・ヴェニス82で個展。1984年モントリオール現代美術館で個展。1985年バーデンバーデン、第4回ヨーロッパ版画ビエンナーレに出品、同年第18回サンパウロ・ビエンナーレに参加。1986年ブエノスアイレス美術館「ベルギー現代絵画」展出品。1987年ブリュッセル近代美術館で個展。1990年パリ市立近代美術館「ベルギーの美術、20世紀フランドルとワロンある視点から」展に出品する。1993年「1980年以降のベルギー美術」展に出品。(「ベルギー現代美術展」図録 1994年) |
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