ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


蕗谷虹児



福王寺法林



福岡道雄



福沢一郎



福嶋敬恭



福島瑞穂



服地「ベリー」



福田新之助



福田平八郎



伏魔大帝関雲長読書像



福山明



袋田滝図



〈服を着ることの重要性〉



不思議な国A



藤井浩祐



藤井二郎



藤川勇造



富士川大勝図



不二越の龍(衝立)



富士山


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かーねーしょんとなす

カーネーションと茄子


作家名:ジュール・シャデル
制作年:1910頃
技 法:木版画
シャデルは1905年頃から、宝石商アンリ・ヴェヴェールの下で、2万点以上のジュエリー、装飾品のデザインを手がけたが、ヴェヴェールは数多くの日本美術品も収集しており、彼のアトリエでは毎週日曜日に日本美術鑑賞の会が開かれ、シャデルもそこで日本美術に触れる機会を得た。また、それとは別に一度開かれていた「日本美術晩餐会」にも出席し、ピエール・ロシュアンリ・リヴィエール、シャルル・ウダール等、ジャポニストのアーティストたちと親交を深めた。日本の色紙絵にも似たこの小作品は、おそらくその晩餐会や「日本美術友の会」、「新版画家協会」などの場でメニューやプログラムを書く紙としてデザインされたものであろう。また、1908年からロンドンを拠点に日本の木版技術の普及に努めた漆原ヨシジロウは、パリも頻繁に訪れ、シャデルとイサックとの共同製作も多く手がけたが、この作品も漆原の指導で制作された可能性が強い。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006