データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
おーとぅいゅてっきょうより えっふぇるとう36けいのためのしゅうさく オートゥイュ鉄橋より−『エッフェル塔三十六景』のための習作
本図は、『エッフェル塔三十六景』の数少ない木版画習作の一つであり、全図が石版画版として出版される1902年より10年も前に制作された。画帳に含まれる本図の石版画版は、「ジュール橋より」と改題されているが、それは単に同じ橋がオートゥイュ鉄橋という別名を持っていたからである。多くのリヴィエール作品に見られるように、本図でも鳥瞰図法が用いられ、画面の大部分をセーヌ川とパリの町並みが覆っている。構図の上だけでなく、明快な輪郭線と平面的な雲などの表現にも広重を筆頭とする浮世絵の様式の影響が見られる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
いまクリックまたは、検索したキーワードの解説
フロッタージュとは?【 美術用語 】 フランス語のフロッテー(FROTTER,こする)の名詞で「こすること」を意味する。マックス・エルンストが、岩や木の粗い面に紙をあてて鉛筆でこすって得られるイメージに注目して以来、シュルレアリスムの独特な技法のひとつとして画面構成に用いた方法。製作をすすめようとする紙を、木目のはっきりした板、織り目の粗い布などの上に置き、鉛筆、クレヨンなどを用いて下の表面の状態が表に現われるまでこすって写し出す技法である。こうして得た形は想像力の刺激剤として、無意識下のイメージを表現する作品の出発点に利用することが多く、エルンストはこれを油絵にも転用しているが、そこには物質に触発された、意識下の不安なイメージがあらわれている。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||