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よあけ はんがしゅう ときのまじゅつ だい1ず

夜明け−版画集『時の魔術』第1図

作家名:アンリ・リヴィエール
制作年:1901年
技 法:多色刷石版画
フランスの版画ルネサンスが最高潮に達した頃、批評家のアンドレ・メルリオは、1898年の著書『多色刷オリジナル石版画』で、リヴィエールの作品の特徴を「自然に対する真率な感情と、線と色彩とをバランス良く組み合わせる感覚が見事に調和していること」であると指摘した。また、「平面的な色使いが浮世絵を想起させる」が、「単純化を求める余り、空想的なデフォルメに陥ることもなく」、「風景の最も装飾的な部分を強調していながら、その詩情をいささかも減ずることがない」と称賛している。リヴィエールは早くから版画の創造的価値に気付き、出版などの商業的分野において、単に複製を生産する手段となってしまっていた多色刷石版画を、モダン・アートの域に引き上げる運動に貢献したが、その契機となったのは浮世絵との出会いであった。この版画集『時の魔術』では、様々な風景の、時によって移り変わる様が実に繊細な感性で捉えられているが、その極端に横長の形式は、日本の屏風絵のように室内装飾画として用いられることを考慮に入れてデザインされた。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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アカデミーとは?【 美術用語 】

芸術家、文筆家、学者などの専門家の組織集団。多くの場合教育的機能をもち、転じて絵画、彫刻などの技法を教える画塾、研究所をも意味する。さらにフランス語では裸体習作、モデルの意味がある。その名は古代ギリシャにおいて、プラトーンがアテーナイの郊外に開いた学園アカデーメイアに由来する。ルネッサンス期に人文主義者や芸術家たちの集りにこの名称が用いられたが、正式な組織としては16世紀になってパッチオ・バンディネルリがローマに設けたアカデーミアが最も古く、次第に従来のギルドに替わる性格を帯び、1563年フィレンツェにヴァザーリにより〈アカデーミア・ディ・ディセーニョ〉が創設され、その後ボローニャ、ローマに多くのアカデミーが設けられた。フランスでは1664年王立絵画彫刻アカデミーが創られ、美術学校と公式の展覧会を支配するようになり、この例にならって各国に18世紀のアカデミーが生まれた。しかし19世紀中葉以降、その伝統を墨守する保守的傾向が「アカデミズム」として否定されるようになり、美術の主要な流れからは遠い存在となっていった。

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