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あとりえまえのにわ アトリエ前の庭
アトリエから斜め下の庭を見下ろす視点と、対象物に接近して周辺の余分なものは画面の縁で切り取ってしまう構図は、日本美術に一般的である。また、木々や地面にほとんど陰影をつけないことで、それらを単に緑や灰色の色面として強調している。それはヴュイヤールがナビ派の絵画を「形態と色彩からなる平面」と捉える基本的理念を忠実に実行した結果であると言えよう。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
ノン・フィギュラティフとは?【 美術用語 】 非具象、非形象などと訳す。具象(Figuratif)絵画に対していうもの。1930年代の前衛絵画のうち、一方を代表するシュルレアリスムが具象的形態になったのに対し、もう一方の抽象的傾向が先端的な主張として非具象をかかげ、「アブストラクシヨン=クレアシヨン」に結集した頃から、この語が一般的に通用するようになった。アブストラクシヨン=クレアシヨンは、「抽象・創造」の意味で、1932年にパリで結成された非具象主義のグループで、その名称のとおり、いわゆる「創造的」な抽象を鼓舞することを狙いとした団体である。「創造的抽象」とは、非具象の、一般に幾何学的といわれる要素から構成された抽象作品を意味している。団体活動としては、グループ展組織と、「抽象・創造−非具象芸術」という図版入りの年報を発行した。作家としては、ペウズナー、ガボ、カンディンスキー、モンドリアン、ドローネーなどで、岡本太郎も参加した。厳密な非具象の追求において、国際的な拡がりにおいて重要な意味をもつ運動である。 |
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