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あとりえまえのにわ アトリエ前の庭
アトリエから斜め下の庭を見下ろす視点と、対象物に接近して周辺の余分なものは画面の縁で切り取ってしまう構図は、日本美術に一般的である。また、木々や地面にほとんど陰影をつけないことで、それらを単に緑や灰色の色面として強調している。それはヴュイヤールがナビ派の絵画を「形態と色彩からなる平面」と捉える基本的理念を忠実に実行した結果であると言えよう。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
表現主義とは?【 美術用語 】 20世紀の初頭にドイツでおこった芸術運動。印象主義への反動と考えられる。つまり作品は自然が人間に入ってくる印象(impression)ではなく、人間の精神的なものの外への表現(expression)である、という考え方に立っている。1905年にドレスデンで「ブリュッケ(橋)」というグループが結成された。キルヒナー、シュミット=ロットルフなどの他、ノルデも短期間参加した。原色を多用した激しい色の対比や、線そのものの表現力を生かしたその画面は、抑制に反抗する。創造への衝動をあらわしている。1911年にはキュビズムをとり入れた表現主義的な活動をしたグループ「ブラウエ・ライター(青騎士)」が結成された。短期間の活動ではあったが、マルク,カンディンスキー,クレーらを輩出した。そして第一次世界大戦後は、これらの画家たちはそれぞれ独自の活動を展開していく。なお、フランスにおける表現主義的な活動は、フォーヴィズムと呼ばれ、日本の近代絵画にも影響を与えた。 |
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