![]() |
|||
| データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。 | |||
|
はし 橋
この作品及び、同じく1906年に制作されたノードフェルトの木版画は、同年にシカゴのアート・インスティテュートで開催されたフランク・ロイド・ライト所蔵の広重の浮世絵展に直接的な影響を受けている。画面を縁取る線や、簡略化された空間処理方法、輪郭線の多用、そして主題である雪景色もまた、広重作品との強い関連性を示している。同年の《北の海の漁師》でも、同じ特徴が見られ、斜めに降りかかる雨の線と画面の右下で切り取られている前景の人物と船等は広重作品からの応用と見られる。右上の赤いカルトゥーシュは「芳年」と読め、ノードフェルトが広重だけでなく、多くの浮世絵師の作品を参考にしていたことが窺える。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
アクション・ペインティングとは?【 美術用語 】 おもにニューヨークを中心に、第二次世界大戦後に起った抽象絵画の傾向。アメリカの批評家、ハロルド・ローゼンバーグの著作「アメリカのアクションペインターたち」にちなんだ呼称。1950年代の抽象表現主義の画家たちの総称として用いられるが、ドリッピングの技法を採用した1947年以降のポロックを念頭においたものだった。ローゼンバーグが“自己超越”と定義したように、完成品としての絵だけでなく、それをつくり出した過程、すなわちそれを描いていた時の芸術家の行為自体に重要性を与えることによって、ヨーロッパ風の自己表現の秩序と調和のある小宇宙を超えようとする。ポロック、デクーニングなどが代表的な作家とみなされる。 |
||