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こびんをかかげるまると あるいはみずさしをもつしょうじょ 小瓶をかかげるマルト、あるいは水差しを持つ少女
キリスト教の敬虔な信者であったドニの作品には、聖書を元にした主題が多いが、登場人物にドニ自身の姿や夫人のマルトの姿が重ね合わされたり、ドニの身の回りの風景が描かれていることが多く、単なる宗教画とは違った、近代的且つ神秘的な趣がある。この石版画も、ドニの《エマオへの巡礼》という油彩画の中に登場する、マルトに似た修道女をクローズ・アップして描いたものである。油彩画と同じく、場面はドニのサン=ジャルマン=アン=レイのアトリエで、修道女またはマルトは聖体秘蹟の儀式に使う瓶を掲げている。また、油彩画ではキリストの隣に、巡礼の一人としてドニ自身が描かれている。形態の抽象化や渋い色合いに見られる浮世絵の影響の他、マルトの顔立ちや体の輪郭には、ドニが1895年にイタリアで見てきたフラ・アンジェリコの宗教画の影響も現れている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
モディリアーニとは?【 作家名 】 イタリアに生まれ、パリで活躍した。20世紀初頭に各国からパリに集まってきた外国人芸術家たち、いわゆる「エコール・ド・パリ」の一人。彫刻も多く制作する。細長い人物を描き、独自の作風を生み出すが、貧困と飲酒の生活を送り、35歳で没する。 |
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