ぐるぐるアートワード
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ぐるぐるもくじ


岩上松書画



キア



喜井黄羊



黄色の上着を着て



黄色の窓のある街のコンポジション



キオス島の虐殺[ウジェーヌ・ドラクロワの原画による]



機械の馬



喜歌劇「パリのクローディーヌ」ブッフ=パリジアン劇場



キキ・ド・モンパルナスのマスク



菊絵鉄斎画蓮月賛



菊花彩雛図



菊池一雄



菊池契月



菊池芳文



菊池容斎



菊畑茂久馬



木こり



岸竹堂



岸田劉生



妓女図


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 作家(1701)

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かふぇこんせーるにて

カフェ・コンセールにて

作家名:ウジェーヌ・ドラートル
制作年:1895頃
技 法:多色刷エッチングアクアチント
優れた版画家の父オーギュストの版画工房で働いていたウジェーヌ・ドラートルは、1880年代には彼の住んでいたモンマルトルの風景を白黒のエッチングで描き始めた。1890年代初めには、先輩であるゲラールやモラン、カサットから学びながら、高度な技術を要する多色刷エッチングを手がけた。父を凌ぐほどの技術を身につけたドラートルは50人以上の画家たちの版画を制作し、1909年にはある批評家に全ての版画がドラートル風に見えると指摘されるほどであった。彼は特にア・ラ・プペ(a la poupee)という、複数のインクを一枚の版にインク詰めして刷る技法を多用していたが、この作品も線に用いられた黒と赤とが混ざっている点から判断すれば、同じ方法で刷られたものであろう。ゲラールカサットから様式的な影響も受けたドラートルは、彼らを通じてジャポニスムの要素も取り入れており、この作品でも手前の人物が画面の端で切られている点、画面を縁取る装飾的なデザイン等に日本美術の影響が窺える。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
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アングルとは?【 作家名 】

19世紀のフランスに起こった古代への回帰の潮風に対応する新古典主義を代表する画家。アカデミズムの粋を逸脱することなく、伝統的な主題を取り上げ、正確な線による理知的な画面を制作した。

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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006