ぐるぐるアートワード
データベースを使った楽しいサービスです。文中のキーワードをクリックすると、解説文があらわれ、同時に検索結果が表示されます。ぐるぐるキーワードをたどって遊んでみてください。
ぐるぐるもくじ


エングレーヴィング



円形のビニェット 4点(葉・花弁・茎・莢)



演劇「居酒屋」ポルト=サン=マルタン劇場



エンゲルハルト



遠山雪景図



圓鍔勝三



煙突



煙突(習作)



エーアリッヒ



オイディプスとスフィンクス(アングルによる)



桜花紅桃、新柳貝合図



『黄金時代』事件 抗議パンフレット



王女トミュリス



王女に会いたくてナショナル・ガーデンのフェスティバルを訪



オウスアンコマ



王妃マリー=アントワネット[フランソワ・デュモンの原画による]



大岩秋山図



大鴉



大ガラスと関連作品 第一巻



大ガラスと関連作品 第二巻


<前 (23/186ページ) 次>

●もくじのさくいん

    

    

記事カテゴリ

 すべて

 作家(1701)

 作品(1851)

 美術用語(163)

 その他(1)


きょくばのり えすたんぷもでるぬしより

曲馬乗り−『エスタンプ・モデルヌ』誌より

作家名:リヒャルト・ランフト
制作年:1898年
技 法:多色刷石版画
サーカスは19世紀末特に人気が高まり、後期印象派以降の画家の格好の主題となった。馬に乗った女性の曲芸師は特によく描かれ、ロートレックとスーラーのほぼ同時期の作品に登場しているが、サーカスの臨場感を出すために対象に近接した結果、画面の大部分をステージが覆っている。無論、サーカスの客観席は後ろに行くに従って徐々に高くなっていくので、そこからステージをみた場合は鳥瞰図的視点になるが、二人の作品では、それがさらに強調されている。そのような特殊な視点と構図は二人の作家がそれぞれ日本美術などからヒントを得て獲得したものだが、彼らの作品をランフトは手本としたと思われる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


カテゴリー:作品
  いまクリックまたは、検索したキーワードの解説

グワッシュとは?【 美術用語 】

不透明な水彩絵具、またはこれを用いた技法、絵画。現代のグワッシュ絵具は、水溶性のアラビアゴムを媒材として顔料と混ぜたものだが、古代エジプトなどでは、顔料をトラガカント・ガムか蜂蜜で練り合わせてつくり出していた。いずれの媒材でも不透明な効果を与えるための増量材を含んでおり、地塗りの色彩を覆うことができる。透明水彩の場合には、ハイライトや明るい色は、紙の白地を利用してつくるが、グワッシュでは白色絵具を混ぜてつくる。またそのため、白色の地塗りによる透明感に欠けるが、乾くとぬれた時よりも明るい色調となり、艶のないしっとりした効果を生む。西洋中世には、彩飾写本によく使われ、16世紀〜18世紀の細密画では、透明水彩とグワッシュを併用して使った。デューラーの水彩による風景画や花や動物の習作もほとんどグワッシュによって描かれている。18世紀のフランス,スイス,イタリアの水彩画家たちは、パステル調の発色をもつ表現を開発。20世紀に入ると、ポスターやイラストレーションなど幅広い分野で用いられている。

  画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。

キーワード検索




けんさくけっか

キーワード

グワッシュ

キーワードを含む記事
15件見つかりました。

  ポール・ウォナー

  マルセル・ヴェルテス

  エスタンプ

  花瓶

  黄色の窓のある街のコンポジション

  グワッシュ

  イッサ・サンブ

  水彩画

  セザンヌ、救済院の礼拝堂

  ドゥシャン・カーライ

  ヌーヴィル・ス・モントルイユの修道院

  カミーユ・ピサロ

  モンマルトルのノルヴァン通り

  ユゼフ・ヴィルコン

  ヤン・レニツァ


<前   次>

徳島県立近代美術館2006