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南仏のアニス酒「フェリ45」



鳰沼



二月の頃



ニクソン



西常雄



西雅秋



西垣籌一



西沢笛畝



西のはて



西村五雲



西村龍介



西山翠嶂



西山英雄



虹の女神 II



ニジンスキーの野兎



日刊紙「山」(ラ・モンターニュ)



日記1987年5月30日、柏市、亀甲台、2-12-4



ニック



新田越後守義顕決戦之図



日本庭園のサラ・ベルナール


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 作家(1701)

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しきのしょうにん はんがしゅう ぱりのいくつかのそくめん より

四季の商人−版画集『パリのいくつかの側面』より


作家名:ピエール・ボナール
制作年:1899年
技 法:石版画
他の同時代の画家たちと同様、ボナールも1890年代には、多色刷石版画によるポスターや版画集の制作に忙しかったが、そのことは19世紀末に版画集が新たに収集家の人気を集めたことを物語っている。この版画集も、前衛芸術家の版画を数多く手がけたアンブロワーズ・ヴォラールによって出版された。ボナールは熟練した版画師と共同してこの版画の制作に当たったが、彼の油彩画に見られる多様な表面の質感は版画においても実現されている。即興的な描き方は、一見未完成のような印象を与えるが、それはこの版画の習作を見てもわかるように、何度もの細かい変更を経て辿り着いた結果である。ボナールの他の作品にも当てはまることだが、余白の白と図の巧妙なバランスに、日本の浮世絵と相関性が見られる。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)


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けんさくけっか

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徳島県立近代美術館2006