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どびゅっしーの しゅくふくされたむすめ のうちびょうしのためのでざいん ドビュッシーの「祝福された娘」の内表紙のためのデザイン
有名な作曲家の楽譜のための表紙デザインは特に19世紀末に盛んであったが、このドニの作品も、クロード・ドビュッシーの「祝福された娘」の楽譜の内表紙のためのデザインである。本作品のテーマになっている受胎告知は、ラファエル前派等、19世紀末の象徴主義芸術において頻繁に取り上げられた主題で、ドニも油彩や版画作品でよくその主題を描いている。ただ、ドニの場合は伝統的なキリスト教絵画のモティーフ、例えば処女を意味するマリアの白ユリ等を用いず、天使もはっきりと描かないことで、主題を曖昧にしている。彼の関心はむしろ、図と地と文字のバランスにあり、人物も画面を構成する平面的な形態として捉えられている。他のドニの作品同様、女性の体は、鳥居清長の美人像のように、八頭身以上に長く引き延ばされている。(「世紀末から 西洋の中の日本「ジャポニスム展」図録)
カテゴリー:作品
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アクアチントとは?【 美術用語 】 版画技法。銅版画は、凹版を製版する技法によって直刻法と酸腐蝕法に大別できるが、これは後者の内の一つ。まず銅板に粉末状のグラウンド(防蝕剤)を粗くまき熱して付着させ、その上に液状のグラウンドで描画する。これを酸腐蝕させると、描画部は残り、その背景には網目状の防蝕層を通過した酸によって徴細な点が刻まれる。グラウンドを除去し凹部にインキをつめプレス機で紙に刷り上げると、描画部は白く、背景には砂目状の徴妙な黒点が表われる。普通白く残したい部分から順に描画を重ね腐蝕を繰り返すので、描かれなかった部分はその度に腐蝕が進み、それを印刷すれば、砂目状の黒い調子が段階的に深まっていくことになる。アクアチントの語源は「水」であり、水彩画のように微妙な濃淡を表現できるという特徴を示している。17世紀前半にオランダで発明されたとされており、18世紀にフランス人ル・プランスによって確立された。同じ腐蝕凹版であるエッチングと併用されることも多い。 画面右にこのキーワードの再検索結果が表示されています。そちらもご覧ください。 |
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